教育方針
本校は、看護師を目指す熱意ある人たちに、看護師として必要な専門知識と技術を修得させ、豊かな人間性を持って、広く社会の保健・医療・福祉の向上に貢献できる人材を育成することを目的としています。
主体性、協調性、目的達成のためのプロセスを学ぶために、学校行事を重視しています。
目的を同じくした仲間とともに支えあい、看護を探求する人間性豊かな人材育成をめざしています。
学校長挨拶
大精協看護専門学校
校長 松田 保四
本校の歴史は、昭和42年9月、大阪精神科病院協会看護職員の育成と質向上のために、協会が設立した看護専門学校であります。定時制で、多くの学生は病院に勤務していることで、全国的にも珍しい男女共学の看護学校として発足し、創立50周年を迎えました。さらに昭和55年3月には、進学コースが設置されました。
看護の歴史は、医療が確立する以前に遡ります。クリミア戦争より帰還したナイチンゲールは、1860年に『看護覚え書』という書物を書いて、その中で看護の在り方や考え方を説きました。そして人類史上初めて、この本の中で「看護とは何か」という定義を明らかにしたのです。ここから本格的な看護師養成が始ります。世の中には、まだ原因のわからない疾患や治療法が確立していない疾患がありますが、看護できない患者さんはいません。
看護師は、専門性を確立しながら、他の医療・福祉専門職と協働してケアをすることを求められます。すなわち『チーム医療』でありますが、看護師はその『チーム医療』のキーパーソンの役割を求められます。そのため、当校では各科の疾患をしっかり学び、患者さんの病態を理論的に把握して、他の専門職と連携・討議できる看護師を育てることを目標にしています。
他人から最も必要とされている看護師という仕事は決して楽なものではありませんが、細やかな感受性、謙虚な心、感謝を知る心を備えれば、生きがいを感じやすい人生を送れるのではと信じます。
本校に入学した皆さん方が実りある学園生活を送ることができますように、副校長をはじめ、諸先生方と力を合わせて努めていきたいと思います。
教育理念
忠恕(ちゅうじょ) まごころと思いやりの心を育てる
生命の尊厳を守ることのできる感性豊かな看護者を育成する
教育目的
看護専門課程並びに看護高等課程を設置し、看護に関する専門知識と技術を修得させ、豊かな人間性を養い、広く社会の医療及び公衆衛生活動に貢献できる看護師と看護業務に実践的役割を果たせる准看護師を育成する